鬱とDV日記

毒親との決別・その4

妻は、毒親との決別の手紙を書き始めた。
まず、幼少期に受けた虐待。そして、そのせいで鬱病になり、今までずっと苦しんでいる事。また、子どもが生まれてから、育児に協力してくれないこと。普段の会話での心無い言い方など。
毒親は、自分が毒親であることが分からない。自分のどういう態度が子どもを傷つけたのかも分からない。だから、妻は一つずつ丁寧に文章にした。
何度も何度も書き直し、私にもその都度確認させ、妻が納得する手紙を書きあげるまで丸一昼夜かかった。
締めくくりの一文は、
「私はあなたたち両親と絶縁する。今後、こちらから連絡することは無いし、あなたたちからも連絡してこないでください」
だった。
この手紙を速達で出し、その次にやったことは「着信拒否」。妻の実家、両親の携帯の電話番号を着信拒否設定にし、メアドも拒否リストに入れて完全にシャットアウト。妻の覚悟のほどが伺える。

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